アークス・ミュージアム特別編「感謝祭2016開催記念 エピソードコンテスト」

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『PSO2』の楽しい、嬉しい、ちょっと切ないエピソードを大公開!

こんにちは!「イベントナビゲーター」のメイです。
このたびはアークス・ミュージアム特別編「感謝祭2016開催記念 エピソードコンテスト」にたくさんの作品をご投稿いただき、本当にありがとうございました!
皆さんが『PSO2』で体験した楽しいこと、嬉しいこと、ちょっと切ないこと、そのどれもが忘れられない素晴らしい思い出だと思います。
そんなたくさんのエピソードの中で、特に印象的だった12作品を公開させていただきます。
素晴らしいエピソードの数々をぜひご覧ください!

開発チームからのコメント

感謝祭2016開催記念「エピソードコンテスト」へのご投稿、ありがとうございました。
前回の開催に引き続き、今回もまた多数のご投稿をいただきました。
プレイヤーの皆さんの多種多様なエピソード。審査をするのも忘れて、読み物として楽しく読ませていただきました。

『ファンタシースターオンライン2』というゲームを通じて、フレンドとの出会いのエピソードをはじめ、クエスト内での突発的なエピソード、初心者のころを思い出しての話など、楽しさや嬉しさがめいっぱい詰まったものが多く、プレイヤーの皆さんの愛情や友情を感じるものばかりでした。
また、オフラインイベントである「シンパシー2015」や「ファンタシースター感謝祭」での出来事など、投稿いただいたエピソードの内容はゲーム内だけにとどまりませんでした。これは、さまざまな方面へと広がりを見せる『PSO2』ならでは、と言えるのかもしれません。

もちろん楽しいエピソードだけではなく、少し切なくなってしまうものや、じんと来てしまうエピソードなどもありました。
『PSO2』はインターネットを通じて、人と人とが関わりあうオンラインゲーム。すべてがすべて楽しいことばかりではありません。時には悲しいことも起こります。それでも続けていけるのは、そこにしかない楽しさがあるからだと思います。
そこでプレイヤーの皆さんが、生きているからだと思います。
そういった場所を提供できていることを、我々は何よりも嬉しく思います。

今回もまた、寄せられたたくさんのエピソードの中から、皆さんにも共感や驚き、気づきがあるのでは、と我々が感じた12点を選んでみました。

『PSO2』はサービス開始から4周年を迎えようとしています。今回選ばせていただいたものや、ご投稿いただいたもののみならず、まだ数多くのエピソードが眠っていることと思います。
そして、皆さんがプレイすることで、毎日新たなエピソードが生まれていることでしょう。
プレイヤーの皆さんが、フレンドと共にかけがえのない思い出を作っていく世界を、『PSO2』という場所を、我々はこれからもしっかりと繋いでいきたいと思います。

最後に、エピソードコンテストにご参加くださった皆さん、本当にありがとうございました。

『情熱』が生み出すアークスのエピソード

タイトル
戦いの最中(さなか)語り合った戦士達/dd>
キャラクター名
虹繭
エピソード

あれはブレイバーが発足してからしばらく経った頃の緊急ヴァーダー戦のことでした。
日付の変わった深夜に始まり、野良で参加した経験値稼ぎが目的の緊急任務。
12人が集まるのを待っている最中、とある一人のアークスがネタっぽい発言(全体チャット)をしました。
それは自分も知ってるネタだったので、面白半分で似たようなネタ返しのチャットを言ってみました。
そしたら予想外。
なんとそこにいるほかの野良メンバーが次々とネタ(シンボルアート含む)チャットをし始めたのです。
その流れは戦闘が始まってからも続き、ほかでは嫌がられるように画面がチャット会話で覆われ、敵の攻撃も当たりまくって普段よりも死にやすい戦場でした。
私は“PS Vita”版だから、タッチ機能でチャットしながら戦うのは難しかったけど、こういう楽しみ方もあったんだなぁってニヤけながらプレイしてました。
普段チャットのない緊急よりも自分は凄く楽しかったのを覚えています。
大したレア出現の見込みも無く、時間も掛かって、掛かった分の経験値もあるとは言い難かったかもしれない。
それでも、あの時の私たちはみんなで一つのゲームをプレイして、楽しんでいるって感じだったんじゃないかなぁ。って私は勝手に思ってます。
ただ、効率求めてレアアイテムを集めるのは、オンラインじゃなくてもできるけど、こういうネタ会話を挟みながら楽しむのもオンラインゲームの良い所なんじゃないかなって思い出でした。 最近チャットする人は悪。みたいな空気で個人的には少し寂しい気持ちです。
防衛戦でもA.I.S使うかどうかの会話のみです。
効率良くないと苛立つのはわかるけど、もう少し会話とかも楽しんでプレイしたいですね。

タイトル
チーム同盟
キャラクター名
ヒナギク
エピソード

私たちのチームは同盟を結んだチームがいます。
主な活動は合同クエスト、交流会を月に1回くらいのペースで開催して遊ぶことです。
今回は1周年記念イベントでのお話。
手探りの状態で始めたチーム同盟、色々なことをみんなで共有して、なんと1周年、これはお祭りだ!
ということで
同盟成立一周年記念にチームルームのステージに立って個々にパフォーマンスを披露するという催しを企画しました。
難しい企画ですがみなさんやる気に溢れていて、どんな仕上がりになるのかとても楽しみ!
私は悩んだ結果、3人のメンバーでユニットを組んでクーナの「終わりなき物語」を歌うことにしました。
曲に合わせて周囲チャットで発言するんだけど、どうかな?とメンバーに伝えたら、面白そうと快くOKを貰いました、ありがとう、では早速練習開始です!
それから一週間、クエストにも行かずに曲に合わせてチャットを出す練習。
踊りや、ロビーアクションのタイミングの打ち合わせ、コスチュームなどを決める作業をしました、学園祭みたいでとても楽しかったです。
なによりダーカー退治で(リアル)忙しいのに練習に参加してくれてありがとうございました!!
そして迎えた当日、場所はチームルーム夜景の特設ステージ。
両チームマスターの挨拶を終えた後、さっそくパフォーマンスの開始です、私たちの番は4番目に決まりました。
みなさんの出し物はコント、早着替え、シンボルアートを使ってのなぞなぞと、多彩なパフォーマンスでとても楽しい!
イベントを楽しんでいるとあっという間に私たちの番に・・・
あ、緊張してきました。
では本番開始です!
まずマスターにウィスパーチャットで終わり無き物語を再生してもらい・・・、3、2、1・・・スタート!
♪目を閉じれば聞こえる・・・
あわせて歌詞をワンフレーズ交代で3人で分担し周囲チャットで踊りながら歌いました。
毎日練習したので歌も踊りも3人息ぴったり!、アドリブなどもいれて気分はまさしくクーナ!
歌い終わった後は両チームメンバーの反応も良好でアンコールももらいました(笑)
そしてイベント終了のお約束、クラッカーのロビーアクションを皆で決めて、同盟成立一周年記念イベントは終わりを告げました。みなさんこれからもよろしくね♪
私たちの終わりなき物語はまだ始まったばかりですから!

タイトル
デジャブ
キャラクター名
ヴァジン
エピソード

これは人とのかかわりが消極的なロボアークスのお話です。
消極的とは言えどもチームには所属しているし、フレンド0人のぼっちプレーヤーってわけでもないのですが・・・
ただ自分からアプローチをかけるのが苦手で、チームは現実の友人に誘われて入ったり、フレンドはチームメンバーや
そのフレンド絡みでフレンドが増えていくだけ、誰かに誘われない限りはずっと一人で緊急クエストやタイムアタッククエストなどをやってました。
自分からアクションを起こすことなんてまずありませんでした。
そんな中『PSO2』がアニメ化する話を聞いて「SORO」という名のキャストに惹かれました。
ただでさえかっこいいのに名前が「SORO」なのです!自分にお似合いじゃないか、是非とも再現したい!
と思い始めてから完成に至るまではそれほど時間は掛かりませんでした。
そしてまだアニメが放送される前に「SORO」の姿で『PSO2』をプレイしていた・・・そんなときに起こったできごとです。
いつものようにクライアントオーダーを処理しようとクエストをやっていると何の前触れもなく女性のフォースの方がパーティーに入ってきました。
向こうから挨拶する様子がないのでこちらから声をかけると少し遅れて返事が返ってきました。
装備も未熟ということもありもしや初心者?と首を傾げつつクエストを終わらせてから話を聞いてみると右も左もわからない初心者の方でした。
このとき初めて自分からアクションを起こしたのです。
「よろしければいろいろとアドバイスしたいのですがよろしいですか?」といいました。
初心者アークスさんは「ぜひともおねがいします!」と答えてくれました。
これを聞いて自分はよし!と初心者アークスさんの力になるぞとアドバイスをし始めると
当然のように逃げられてしまいました・・・(初心者アークスさん迷惑かけてゴメンなさい・・・)
人に教えようにもどうしても経験や理屈が先行してしまい説教染みてしまうのでしょうね・・・
今は人と楽しむことを大切にすることを心がけて『PSO2』をプレイしています。
・・・そしてアニメ『PSO2』の第1話のストーリーの流れにどうも慨視感を覚えてしまう自分なのでした。

『絆』で紡がれるアークスのエピソード

タイトル
あるアークスの言葉と、それに込めた想い
キャラクター名
エル
エピソード

「それじゃあもう寝るから落ちるね」
「おーおやすみー」
そんな他愛ない会話をして、その日は友達と別れた。今日だけじゃない。いつものことだ。友達といっても現実の世界ではない、『PSO2』の中のフレンドだ。
最近、よく同じ人とクエストに行ったりする。少し前の自分を思い出すと、今こうして誰かと一緒にクエストに行ったりするのがちょっと想像できない。もちろんそれ以前から何人かフレンドはいたけども、最近はあまり一緒にいることがなくなっていた。
こうしてまた誰かとよく一緒にクエストに行ったりするようになったのは2015年の9月からだ。
ちょうどその頃私がいるship06に、アークス広報隊の金曜担当、長谷川唯さんが来ていた。
せっかく自分のいるship06で公式の生放送をやるならと思って、毎週放送のある金曜日の夜に共用撮影向けブロックに行って、放送に参加していた。
当然ほかにも同じように放送に参加しようと色々な人が集まっていた。
現実でもゲーム内でもあまり交流を深めるのが苦手だった私だけど、そこに集まっていた人達は皆、同じ仲間だった。
その場の雰囲気や唯さんの放送の雰囲気、そういったものに任せていって毎週みんなで一緒に放送に参加するうちに、交流するのがちょっと楽しみになっていった。
そうしていくうちにship06での放送は終わり、次はship10に、当時ship10にサブキャラがいた私は引き続き放送に参加していた。
といっても、当時のサブキャラはまだレベルも低くて、周りが高レベル帯のクエストに行く中一ヶ月間一人で地道にレベルを上げていたけども。
でもレベルを上げながらも出会った仲間たちと交流して、クエストに行くだけが『PSO2』の楽しみじゃないんだ、と実感した。
そして今、一部の仲間たちとは離れてしまったけど、アークス広報隊がキッカケで出会った仲間たちとは他愛もない会話をしたり共にクエストに行ったりと楽しく遊んでいる。
……まぁここまで長々と書き連ねてきたけど、何が言いたいのかと言えば、みんなに直接言うのが恥ずかしくてなかなか言い出せなかったこと。それは、
ありがとう。
皆に出会えたこと、本当に嬉しかった。この思いを伝えたかった。
そして、皆に出会う機会とキッカケと、場所を与えてくれた『PSO2』にも、ありがとう。
「それじゃあ、また明日」
「うん、またね」

タイトル
いまでも先生
キャラクター名
ena
エピソード

まだ初心者でレベルも低く、一人ではベリーハードの凍土のフリーフィールドをクリアできない頃でした。
SPオーダーを一人でクリアすることができず部屋を探していました。丁度良さそうな部屋があり入ってみたところ
そこには、赤いキャストの男性とニューマンの女性が居ました。
3人でクォーツ・ドラゴンを倒しにボス部屋に入って、クォーツ・ドラゴンを倒した後、タイムアタッククエストを一緒にクリアしました。
タイムアタッククエストも終わって、このまま、この人たちと離れてしまうのは寂しいと思っていると、ニューマンの女性からフレンド登録しよう!と言ってくれました。
フレンドも居なかったのでとても嬉しかったのを覚えています。
キャストの男性にもフレンド申請をさせてもらい、しばらくチャットしていると、キャストの男性が、君はプレミア使ってる?と聞いてこられて、プレミアは一応使っていたので、使っていますと答えると、ちょっと待っててと言われ、倉庫の方へ向かわれ、待っているとトレード申請をされて、驚いていると「余ってるやつだけど・・・」とコスチュームを渡してくれました。
余っているとは思えないコスチュームで、すごく嬉しくて、お礼を言っていると、ニューマンの女性も私もこれ上げるよ!と2着もコスチュームを渡してくれました。
それ以降キャストの男性から、たびたびアドバンスクエストに誘ってもらって、誘ってもらうたびにカプセルをおごって貰い、いつかお返ししようと、こちらからアドバンスに誘ってもキャストの男性の方がいつもリスクが高くて、結局おごってもらうことになったり、いつもお世話になっていました。
スキルの振り方とかも、すごく参考になる話もしてくれました。今だに『PSO2』の師匠はその赤いキャストの方です。
ありがとうございます。

タイトル
本当に初心者だった私。
キャラクター名
Syra
エピソード

私が『PSO2』を本格的に始めたのは、半年前です。
本当に初めて触れたのは『PSO2es』のβテストの頃ですが、当時アクションゲームに苦手意識を持っていた私は、それほどハマりませんでした。
そして、半年前。当時maimaiにOurFightingが収録され、その曲を好きになりやり込んでいるうちに、「あ、そういえばアカウント作っていたな・・・」と思い出し、数年越しにプレイしてみようと思い立ちました。
そして、どうせならまったく新しいキャラクターで始めよう、と思い別のサーバーにキャラクターを作成しました。
さあやってやるぞと意気込んだ時、私は、操作ミスでチュートリアルをスキップしてしまいました。
「あ」
思わずそう声を出しましたが時すでに遅し。何一つわからない新米アークスはビギナーブロックに放り出されました。
オンラインマニュアルを見ながらなんとか移動、メニュー操作を覚えましたが完全に迷子。いっそのことキャラクターを消してもう一度やり直そうかな、と思っていたとき一人のキャラクターが近づいてきて、こちらに向かってあいさつのロビーアクションをしてきました。
「これ自分に向けて…?」そう思いながらこちらも時間がかかりながらも相手にロビアクを返しました。すると、相手から再びロビアクが。
だけど相手とどうやってコミュニケーションをとったらいいのか…チャットを送る勇気が無かった時、ロビーにいたほかのキャラ名の下にメッセージが書いてあるのがふと目に留まりました。
これなら相手に意思を送れるかもしれない…。そう考えた私はキャラクターの頭上に「チュートリアル飛ばしてしまった…」と出してみました。
するとすぐに相手から「教えようか?」とウィスパーチャットが。
そして、強弓のチャージやPAについて、細かく丁寧に教えてもらい、クエストを終えロビーに戻ったときに「チームに入らない?」と誘われました。
これが今のチームとの出会いでした。
全くの初心者であった私に、そのチームの方達からその後も強化、マグ育成、緊急の立ち回り、ほかにもたくさんのことを丁寧に教えてもらいました。
今私がここまで楽しめているのは今のチムメンの方達のおかげと言っても過言ではないと思います。改めてお礼を言います。ありがとうございます、そしてこれからもよろしくお願いします!
そして今度は私が半年前の私のように困っている人を助けるアークスになりたいと強く感じます。

タイトル
私とYさん
キャラクター名
プニル
エピソード

正式サービス開始直後、ソロで火山洞窟探索に行った時のことです。
道中で遭遇したキャタドランに慣れない私は苦戦し、諦めかけていた時に『こんにちは~w』とフキダシが。
βテストの時のたった一人のフレンドで、正式サービスに移る際にも「正式でも一緒に!」と仲良くしていただいたYさんでした。
私は挨拶する余裕もなく「助けて!」と即座にテレパイプを投げ、最終的には二人で討伐に成功したのでした。
その後私たちはヴォル・ドラゴンに勝負を挑むことになります。
必死になる一方で、隙あらば誤字まみれのチャットを交えながら戦うという気楽さも持ち合わせていました。
しかし相手は強敵。回復アイテムは底を尽き、窮地に陥ります。
遅れてやってきた緊張感をかみしめている時、Yさんはある発見をしました。
それはボスが呼び出すエネミー、ディッグが回復アイテムを落とすことでした。
世紀の発見から私たちは地道にディッグを倒し、出た回復アイテムを拾って回復しながら(今思えばなんたる苦労か・・・・)
なんとかヴォル・ドラゴンを倒すことに成功したのでした。
その瞬間身に余る達成感と喜びに思わず「やったー!!」と発言したことを覚えています。
でもドロップは・・・・。
それでも誰かと共にクエストを達成し、喜びを分かち合えたことに感動をしました。
私の『PSO2』のはじまりは、まさにこの時だったといえるでしょう。
Yさんは、もういません。
Yさんはこのことを覚えてくれているでしょうか?
私は「初めましてから始まるRPG」という『PSO』のフレーズが好きです。
色々な人がここに居て、大勢の人が行き交う。
その中でこれを見ているみなさんにも、私にも大切なフレンドができました。
一緒にクエストをこなしたり、チームに所属したりと、それが自分にとって新しい楽しさを呼び込んでくれる。
その事実は『PSO』から『PSO2』にかけての15年間全く変わっていません。だから私は変わります。
今度は私が誰かの思い出に留まりたいと。
いつか終わりを惜しむその時に、みなさんとの素晴らしき日々が蘇るように。
過去に心を置いてきたたくさんの人々が私にとってそうであるように。
ゲームに慣れた今、たまにソロでクエストをしているときYさんのように誰かが突然やってくることがあります。
今度また誰かが入ってきたなら、いたずらでこう言ってしまいましょうか。
「助けて!」と。

タイトル
私にとっての師匠
キャラクター名
リーシュ
エピソード

その出会いは、唐突だった。

アークスとして動きはじめてまだ浅く、知識も100あるうちの5程も知らない状態の中でふとアイテムを見ていると、「マリーウィンド海」を身に纏った私よりは背が低いであろう猫耳少女が向き合う形で立ち止まった。このような構図はよくあることだし「偶然そうなっただけだ」と、気にも留めなかった。程なくその場を動こうとした瞬間、見たことのないコマンドが表示された。
「~に招待されました」
突然のできごとで慌ててしまい、送り主を確認することができずにパーティーコマンドを開くとそれは、目の前にいる少女からだった。
(これは本当に私に送られたもの?もしかしたら間違いでは?)
こういう時の対処の仕方などわかるはずもなく、とりあえず理由を聞くために承諾しよう……
「リーシュがパーティーに参加しました」
開口一番「よろしく!」彼女はこう言った。置かれた状況に混乱しながらも「よろしくねー」なんて返した(もちろん周囲チャットで)。
この時、この瞬間が私の転機になったと、誰に聞かれても答えるだろう!
ちょうど森林探索が解放され、そこへ行くことになったのだが
当時はカタナとPA「ツキミサザンカ」のみで戦っていた私に対し彼女は、身の丈はあるであろうソード「新光大刃」を軽々と振るい群がるエネミーを一撃で斬り伏せ、最深部のボス、ロックベアをPA「オーバーエンド」一回でねじ伏せて見せたのだ。
圧倒的な強さ
私に多くの知識を教え、クエストでは「付いてきて!」と私を先導するその背中はとても大きく見えていた。
ーーーいつかこの人と肩を並べられるほど強くなりたいーーー
それから随分と経ち、彼女は姿を見せなくなってしまったが
今の私は、貴方と肩を並べて戦えるだろうか?
まだまだ貴方に教えて欲しいことがたくさんあるけど、あの時言えなかった言葉をこの場を借りて……
ありがとう
また会えることを願っています。

『境界』を超えるアークスのエピソード

タイトル
友、笑顔、そして祝福を…
キャラクター名
フレン
エピソード

ロールプレイ混じりに事実を此処に記す。
場所はship10ナウシズ、【巨躯】との戦闘前の話。
クローズドβテストの頃からアークスだったフレンは、その時点でフレンドは結構いたが、
がっつりと付き合うような仲間は居なかった。
今回の話の主軸たる友は、フレンがリア友が遊んでいる時に現れた。
「緊急任務に赴くのですよね?手を貸しましょう」
メイド然とした彼女は、そう言った。
これが、友であるウィル(仮名)とフレンの出会いだった。
そんな出会いだったからか、フレンの魂は
「ウィルは絶対面白い奴だ…間違いないっ!!!」
と叫んでやまなかった。
それ故か、フレンは度々ウィルと遊ぶことになった。
回数そのものは多くはないが、一回一回の同行がフレンを楽しませた。
ウィルと遊ぶことでさまざまなことを知り、フレンドの幅も広がり、よりアークスとして楽しむことを教えてくれた。
だがある日、フレンは唐突にアークスへと来れなくなった。
だが幸い文字での交流だけは途切れることは無く、ウィルも理解を示し、アークスでのできごとを語ってくれた。
チームを抜けた、レア武器を獲得した、辛いことがあった、その辛さに耐えかねて移住した等々、
さまざまなできごとをウィルは語り、フレンもその語りに一喜一憂し、共に楽しんだ。
文字だけの交流が続く中、ある日ウィルはこんな言葉を前置きもなく送ってきた。
「結婚しました、同じアークスと」
フレンは驚いた、まさか結婚までするとは…と。
祝福の言葉と、必ずアークスに戻るという旨をウィルに伝え、それぞれの日々を過ごしていった。
衝撃的な結婚の知らせからおよそ1年、フレンはようやくアークスへと舞い戻った。
すぐさま身支度を整えship移動、ウィルの元へと急いだ。
「ウィル、結婚おめでとう」
クリスマスイブ、ウィルの夫のマイルームで、静かにその言葉は伝えられた…。
この話はこれでおしまい。
…この一言を言うためだけにship移動するとかもう馬鹿の極みとしか言えんが、後悔はしていない。
勝手に某テンガロントンファー軍曹の魂を継いだ
”背中で語る野武士系女子”フレンと、話の主役であるウィルは
今も共に遊んでいるが、今ではその夫や、移住先でのフレンの友も一緒に遊んでいる。
皆にも、冒険以上の楽しみがあらんことを願ってやまない。

タイトル
ラグオルメモリでの再会
キャラクター名
Guillem
エピソード

私は過去にゲームキューブ版『PSO』をオンラインプレイしており、その時に出会った友人達とそのまま『PSOBB』に移りサービス終了のその時まで一緒に遊んでいました。
それ以降連絡等は取り合わず。良い思い出の1つとなっていました。
ところが先月ラグオルメモリ・過去シリージ武器を使用した昔の自キャラの姿(ピンカル・桃椅子・フロ剣)を懐かしみながら楽しんでいたところ。
近くに居た方に、昔『PSOBB』に似たようなフレンドが居ましたと話しかけられ。
『PSOBB』の話で盛り上がっていたのですが、よくよく聞いていると自分の過去の恥ずかしいエピソードが浮き彫りになっていくではありませんか・・・・・・
その方の過去のフレンドがまさに自分で6年振りの再会を果たすことができました。
どうやら当時の自分以外のフレンドも殆どがプレイしたらしく懐かしい面々に会うことができました!
チーム名も昔使用していた名前で『PSOBB』の頃に戻った気分になれました。
こうして昔のフレンドに出会えたのも過去シリーズの装備を実装して貰えてこそでした。
これからもどんどん過去シリーズ装備を継承して行って欲しいです。

タイトル
非アークスの友達とアークスカフェに行った話
キャラクター名
re:
エピソード

2015年の夏、どうしてもお部屋にナウラのカーゴが欲しかった自分は非アークスの友達にこう言いました。
「新宿に甘いものを食べに行こう。オゴるから!」
友達のモニカちゃん(仮名)は甘いものが好きだったので、非アークスだというのにも関わらず、二つ返事でアークスカフェに付いて来てくれました。これはその時のお話です。
モニカちゃんは店頭で出迎えるラッピーとリリーパ族に「可愛い!」と喜び、そしてアークマパフェを見て「これも超可愛い!」とウキウキでした。
自分の好きなゲームのキャラクターが友人にも受け入れてもらえてホッとしていたのもつかの間、注文していたラッピーのカレーが届いたときモニカちゃんが急に真顔になりました。
「マスコットなのに、なんでこのヒヨコ食べられてるの……」
マスコットキャラクターを進んで食べるジャンルなんて聞いたことがないとモニカちゃんは言いました。
ラッピーと言えば食べるものという固定概念が既にあった自分にとって、モニカちゃんのその発言は衝撃でした。
(しかしその後モニカちゃんは遠慮なくラッピーの顔まで食べました。)
お腹もいっぱいになったところで、モニカちゃんは店内のマットに載っていたイラストを見て「『PSO2』って、"女の子"のキャラクター可愛いね!ちょっと遊んでみたいかも!」と言いました。
指したイラストはアフィンでした。
その後、店内に流れていた「レアドロ☆KOI☆恋!」の動画を見て、こう聞いてきました。
「前列で踊っている女の子たちは?」
「ゲームを宣伝してくれている声優の子たちだよ」
「じゃあ、後ろのオジサンたちは?」
「プロデューサーとか……かな……」
ドン引かれたかなと思いつつ回答すると、モニカちゃんは慈しみの表情でこう言ったのです。
「オジサンたち、踊るために「SEGA」に入ったんじゃないだろうのにね……練習とか大変だね……」
まさかプロデューサー自ら盆踊りを提案した話があるとは自分の口からは言えませんでした。
そんな縁もあってか、モニカちゃんは後日『PSOes』ユーザーとしてアークスデビューしました。
カフェから始めるアークス、これもまた新しいアークスの形?かもしれません。

タイトル
先輩アークスのお節介
キャラクター名
シュン
エピソード

僕は多分アークスの中では中級者ぐらいだと思う。
いくつかのクラスレベルは75だけど、本気の人はもっと上を行っているはずだ。
だから中級者。でも中級者の下にも勿論人は居る。
生放送サイトで偶然同じシップの人を見つけた。
マイクなしの放送でチャットだけで会話しているところだった。見るとクラスレベルは50くらい。試しに訊ねてみた。
「初心者ですか?新キャラですか?」
「中級者…?でも知らないことも多いから初心者かな」
そう彼は答えてくれた。
丁度緊急が始まったのでクエストを一緒に少しやってから一度パソコンを閉じた。
夜になってからパソコンをつけると、彼はまだいた。リスナーが発する単語にいちいちリアクションをとっていた。
ふとプレイを見て気づいた。カタナコンバットを彼は使っていた。
使っていたのだが、最後のフィニッシュをしていなかった。
「フィニッシュしないの?」
「え!?何それ!?」
彼曰く取るように言われてスキルは取得したが使い方を理解していなかったらしい。
僕はすぐに『PSO2』を立ち上げてログイン、合流した。
それからギアやガード、コンバットについて詳しく教えてあげた。いちいちリアクションするのが見てて面白かった。
それを終えると突如深遠なる闇が出現してきた。思いきってスーパーハード、今の彼の最高難易度を受注した。
双子戦の後、彼のプレイを見てこう言った
「無理に攻撃しなくてもいいよ。ガードに専念して、攻撃できると思ったら攻撃すればいい」
そう言って深遠なる闇へと挑んだ。
仲間たちの力のおかげで最終段階まで進んだ。深遠なる闇、いや自分自身に対して本気でぶつかりに行った。
彼に教えたカタナコンバットを自分も発動して攻撃した。
深遠なる闇が倒れ、独りの空間から抜け出すその時、
付けっぱなしの生放送からシャキン!と、カタナコンバットフィニッシュの音がした。
ああ使ってくれたんだと思いながら、深遠なる闇に止めを差した。
彼は深遠なる闇を倒した後僕にこう言った。
「ありがとう!もし教えてもらってなかったら10回くらいはやられてた」
その時心から教えて良かったと思った。難しく挫折して辞めてしまわずに、この面白さを知ってもらえたと感じた。
僕の本業はテクターだ。補助専門のクラス。でも今回はキャラだけじゃなく、プレイヤーも補助できたと、そう思っている。